エクセルの手作業が楽になるように作った Fortran program

Fortran programは tmg-gcc をインストールしたWindows XP (32bit)上でコンパイルしました。コンパイルの際には、実行時に必要となるライブラリ(DLL)を組み込むために、3つの -static オプションを付けました。

   gfortran xxxx.f 

      -static-libgcc -static-libstdc++ -static-libgfortran 

                                                    -o xxxx.exe
 こうすることでファイルサイズが大きくなりますが、 tmg-gcc がインストールされていないPC上でも xxxx.exe を実行することができます。たぶん Windows 8 (64bit)でも動くと思います。(コンパイルオプションについては大阪医大・情報・山本大助博士から助言を頂きました)。

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bunpu.exe 得点リストから得点分布データを作ります。このデータを使ってエクセルで得点分布グラフを作成できます。
meibomatch.exe AREA61マークリーダーの採点出力には名簿データがないので、成績管理のためには、名簿データにマークリーターのデータを欠席者を考慮しながら割り当てる必要があります。エクセルの関数などを使ってもできますが、とにかく手間がかかります。これを簡単に行います。
m4tabl.exe 最大4つの試験結果を、重複受験者も考慮しつつ一つのファイルにまとめます。
2match.exe 2つのデータの共通項目を比較し、一致したデータを統合します。
いくつもデータセットあるとき、1つにまとめるのに便利です。
pointred.exe スペクトルデータのポイント数(nm)を指定したポイント数毎に平均化し、エクセル上のグラフ化の取扱を軽くします。平均化するので、平滑化も兼ねています。
sortatom.exe
      (eng)
SHELX resファイルの原子座標を読み込み、分子の端っこの方から並べ替えます。初期構造でナンバリングを楽にすることが目的です。
expdbins.exe SHELX res形式とPDB形式を相互変換します。
ramach.exe PDBファイルから、textのラマチャンドランプロットを作成します。


マック(OSX10.7/Core i5)上でも同様のオプションでコンパイルしました。実行方法はWindowsとは異なり、ソフトとデータを同じフォルダーに保存し、ソフトをダブルクリックしただけででは、目的のフォルダーに移動しません。alias や export などのLinuxの設定が必要です。
 また、fortranソースはUTF-8ではなくShift-JISです。実行するターミナルはdefaultでUTF-8になっており、日本語文字が化けてしまいます。ターミナルの「設定 → 詳細」から「文字エンコーディング」を日本語(Shift JIS)を選択して下さい。
 また、データファイルの改行コードがマック仕様(CR)になっていると、ソフトがデータを読めません。Windows仕様( CR+LF)に変更して下さい。特に、Excelを使ってcsvファイルを作成するときに注意が必要です。
分子構造化学・土井 doit@gly.oups.ac.jp