pointred.exe
スペクトルデータの平均化を行います。
2015.3.12

プログラム:pointred.exe.zip (Windows/32bit) / pointred.zip (OSX10.7/Intel i5)

入力データ例:cdtest.csv

出力データ例1:cdtest_AVE.csv

*ダウンロードは 右クリック して「リンク先を保存」などを選んで下さい。入力・出力例はテキストなので、メモ帳などで開くことができます。


入力データ cdtest.csv について

同じ条件(測定範囲、スキャン速度など)で測定したJASCO CDスペクトルをテキストで保存し、これらを測定波長でエクセル上で1つのファイルに保存する。これら測定値に濃度をかけてモル楕円率[theta]にしておく。ここでは、測定時間ごとのスペクトルになっている。データ数は200-300nmの幅を0.1 nmごとに保存すると1000ポイントになる。

nm,0℃,10℃,20℃,30℃,40℃,50℃,60℃,70℃,80℃
300,36.728,831.9775,648.995,360.955,-218.43725,-278.205,-294.305,-347.5575,-421.4775
299.9,364.915,550.4525,540.07,1355.035,400.735,-338.6775,-200.63775,45.30325,378.6
299.8,279.885,284.295,-118.82025,-40.657,69.59525,278.4425,-275.8725,527.0075,120.2775
299.7,934.655,1208.4575,166.23675,180.20625,938.645,-23.9029,569.1675,-630.6375,-761.0175
299.6,1031.25,841.66,270.6525,310.5625,-485.795,-691.155,-200.821,78.39975,-442.6125
299.5,22.277825,1548.7125,920.1275,860.45,284.745,-57.85375,-106.514,78.22425,-181.05325
299.4,653.0525,-44.67,108.3985,667.03,-40.001,383.4675,-958.8025,-91.55275,-419.9825
299.3,378.5775,1811.47,373.2,850.585,307.1975,526.17,-460.9675,173.04225,427.49
299.2,1310.96,278.305,-913.865,-43.5715,211.647,-188.89625,-314.5825,-302.88,304.505

   ...

Macでは改行コードに注意して下さい。CR になっていると読めません。LF または CR+LF に変更する必要があります。テキストエディター mi などで確認・変更して下さい。


使用方法

プログラムもデータも同じフォルダーに保存します。
pointred.exe をダブルクリックすると、MS-DOSのコマンドプロンプトが現れます。


あとは必要なデータを入力します。入力は部分は赤色です。

 ------------------------------------------------------------
  JASCO CDスペクトルデータの平均化
 ------------------------------------------------------------
  スペクトルデータを指定ポイント毎に平均し、プロット数を減少
  させ、Excel上の取扱を軽くします。また、大きく変動するスペ
  クトルラインを平滑化します。 (JSCOやCD以外にも使えます)

 ■ 入力形式: csv形式
   1行目はタイトル行,データは2行目以降
   nm,theta1,theta2,theta3,theta4 ...(最大theta20まで)

     例:
     nm,0.05mM,0.10mM,0.15mM,0.20mM,0.25mM,0.30mM
     260,-7.167,151.88,-96.566,152.099,-80.656,5.417
     259.9,-31.691,148.772,-105.4945,240.6965,-29.5735,-67.913
     259.8,34.091,136.058,-174.4625,275.316,-105.308,-26.495
     . . .

 Input file: cdtest.csv

	 >> Avaraged file (output): cdtest_AVE.csv  ← 出力ファイル

 平均化するポイント数 ([CR]=10):リターン    ← リターンすると10にセット
     >> 平均化ポイント数:  10     ← 0.1 nm間隔なので、1nmごとに平均化される。

 スペクトルデータ数:9
     >> スペクトルデータ数:   9

 >> Spectrum points: 702        ← 全部で702ポイントのスペクトルデータ。
  will be averaged at every 10 points.

     >> 端数となったポイント数:  2    ← 平均化されず、余ったデータ数。使用されない。

     >> 平均化データポイント数: 100    ← 平均化された結果、100ポイントになった。


           OK? 


結果
cdtest_AVE.csv の最初のデータは、260-259.1 nmの10個のデータの平均なので、波長が259.55 nmとなっている。

ファイル名: cdtest_AVE.csv
平均化ポイント数: 10
スペクトル数:  9

nm,0℃,10℃,20℃,30℃,40℃,50℃,60℃,70℃,80℃
299.550,523.471,682.852,243.336,629.508,209.477,-14.031,-220.732,-30.857,-60.848,
298.550,257.804,544.862,193.326,292.433,70.669,-219.161,-474.188,-214.879,-150.749,
297.550,154.096,401.197,81.224,562.340,84.588,-195.936,-274.697,-366.661,-276.939,
296.550,373.385,227.540,231.307,252.767,210.803,-239.066,-355.779,-303.051,-274.601,
295.550,474.206,396.017,157.430,370.544,45.146,-43.906,-370.684,-501.579,-168.294,

   ....


これを使ってエクセルの散布図でスペクトルを描く。

0〜80℃温度変化。

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