身も心も太っ腹
四回生一同
時は春,桜前線が大阪のこの町にもようやく到着し始めたころ…我が物理化学教室にも「花見をしよう」と,そんな浮いた話がもち出されました。慌ただしい中我らのBOSS OF THE BOSSESこと井上先生に連絡を取るために,御自宅のFAXナンバーをお尋ねしたところ,持ち出したるは筆ペンでサラサラと流れるように書いて下さいました。その大胆で力強い字に改めて「物化のドン」であることを感じました。
さて当日,大阪城公園で皮ジャンにマフラーをまとい,ポケットに手をつっこんだ親分風の男現わる。その人こそ,そう,井上先生なのでした。先生の登場で花見の幕が開け,そこに存在感の大きさを覚えたのでした。その日は寒のもどりで,大変底冷えする日でした。腕いっぱいに熱カンをかかえた先生が「寒いたろ」と言わんばかりに立っておられました。熱カンの温かさとともに先生の温かさを知ったのでした。
もっと先生とお話する機会があれば,もっとたくさん思い出もできただろうにと恩います。チャンスがあれば,先生の口からきいてみたいのです。「人生,博打やさかいに」と…
平成5年の特研生と大学院生の面々
図平成5年(1993)7月片山津温泉近くの海岸最後の特研旅行にて…太っ腹…
ここで初めのぺ一ジの方の写真にお戻り下さい。井上先生の時の流れを実感することができます。
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